2017-12-06 "お金2.0"は未来のお金と経済の不安を解決する一冊。書評と感想 本 人気記事セレクション 初心者におすすめの国内仮想通貨取引所ランキング スポンサードリンク シェアする Twitter Google+ Pocket お金2.0を読み終えました。 佐藤航陽さんの本は、情報量が多く未来を考えるのにとても為になるので、絶対読んだほうがいいです。 未来のお金を変える可能性があるビットコインについても書かれています。 お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) posted with ヨメレバ 佐藤 航陽 幻冬舎 2017-11-30 Amazonで最安値を探す Kindleで最安値を探す 楽天ブックスで最安値を探す 佐藤航陽さんの本を読むのは未来に先回りする思考法に続いて2冊目。お金2.0は今後起こりうる「お金」、「経済」に関する未来の話が盛りだくさんで、非常に示唆に富んだ内容でした。 著書の佐藤さんは、株式会社メタップスを経営しビックデータの解析、活用を軸にしたマーケティング、ネット決済事業、話題のタイムバンクを運営。 3本柱の事業でビジネス展開している凄腕経営者です。 しかし、子供の頃は決して裕福な家庭で生まれたわけではなく、幼少期からお金を意識する生活を送っていたといいます。本書ではこのように綴っています。 自分の人生に影響を与え続けてきた「お金」の正体を掴み、今よりも良い社会の仕組みを自分の手で実現しようと考えました。 お金をテーマに文章を書くのはこれが最後と書いてあり、実務などを通じて理解した”お金”について網羅的に綴っています。 資本主義から価値主義の時代へ 世界は資本主義から価値主義に移っていくという佐藤氏。 お金を増やすことが重要であった資本主義の時代から、価値を最大化することが重要になってくる価値主義の時代がやってくるとのこと。 Instagramを駆使してビジネスを展開するインスタグラマー、視聴者を魅了してファンを増やして活動するyoutuberなど、お金ではなくユーザーの興味、関心が重要になっています。 21世紀前半は「お金だけが価値じゃない」という夢見がちな話が、資本主義の常識になっていく時代ともいえる。50年後振り返ったときに、今の時代は驚くべき古さに感じるはず。お金なんてものは価値の一形態というか、単なる結果ですからね。日本円のような法定通貨なんて、実に狭い世界の話ですよ。 — イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2017年12月5日 人々の興味や関心など”価値”を最大化すれば、お金に変換できる時代になっています。 テクノロジーが変えるお金のカタチ:ビットコインの登場 第2章、テクノロジーが変えるお金のカタチは、個人的に好きな章です。 では、お金や経済の世界において最もインパクトのある現象、大きな変化の流れとは何でしょうか?もちろん100年という単位で考えると難しいですが、これから10年という単位で考えれば、それは「分散化」です これから10年という短期間で見れば、分散化がやってくる。既存の仕組み、概念を覆す、非中央集権の到来。 ここでビットコインの登場です。 完全に分散化した経済システムはビットコイン。テクノロジーによって、お金自体の価値は相対的に下がっていき今ほど重要ではなくなる、といった佐藤氏の考え方が読み取れます。 お金に縛られない生き方を。お金は単なるツール 本書は、最新トレンドの紹介はしたいわけではなく、金融工学、経済学の理論を紹介したいわけでもなく、自己啓発本でもなく、未来予測を趣旨とする本でもない…と佐藤氏は綴っています。 しかし、全要素が詰め込まれているお金2.0は学びが多いです。 共有経済、トークンエコノミー、評価経済、ブロックチェーン、ビットコインなど最新トレンドを掴みつつ、今後の未来予測までとにかく情報量が多いんですよ。 おまけに分かりやすく解説されているので読みやすいです(一部理解が追いつかない部分もありますが)。 増やすことが難しい、信頼や時間、個性などお金で買えないものの価値が上がっているのは実感します。さらに分散型の社会がくれば、個の力がますます重要になってくる。 今続けているブログなど、価値を高めるべくさらに情報発信していこうと考えさせられる一冊でした。 今後のお金との向き合い方、新しい経済のカタチなど、私達の生活はどのように変化していくのか知りたい人にとっておきの本です。 目の前のお金の問題を解決したい方は、ぜひお金2.0を読んではいかがでしょうか。 お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) posted with ヨメレバ 佐藤 航陽 幻冬舎 2017-11-30 Amazonで最安値を探す Kindleで最安値を探す 楽天ブックスで最安値を探す